ジャズバンド型組織


堺屋太一さんが本の中で
知識労働者の組織は属人的な要素が高く、
個人のスキルに頼る部分が大きくなる。

これから求められる組織は
オーケストラ型の組織ではなく、
「ジャズバンド型の組織」と書いていた。

 

プロフェッショナルサービスに近づくほど
属人的な仕事になるわけだが、
それは同時にスケールしにくく
スタッフのスキルに成果が左右されやすいことを意味する。

つまり
優秀なスタッフを創りだしていかない限り
ジャズバンド組織に未来はないわけだ。

「優秀なスタッフ」の定義は組織ごとに違うわけだが、
この定義を間違と、
違う方へ行ってしまうし、
そもそも、
定義に当てはめ過ぎてしまうと、
自由な活動もしにくくなってしまう。

方向性だけ決めて後は任すことで、
自ら成長してもらうことが大事になってくる。

天才と呼ばれた
セロニアス・モンクのピアノの
ところどころ
キーンとかカーンとか外すような高度なスキルも必要になってくるのだろう。