リーダーとは、「対人影響力」のことと
先日聞いて、とても納得しました。
リーダーの条件、的な書籍は数え切れないほどに出版されていますし、議論もよくされてきていると思います。
ただ、これまで聞いたり、読んだりした中でもっとも腑に落ちた一言はこの
「リーダー」=「対人影響力」
という言葉です。
リーダー研修や管理職研修はあいかわらず盛況のようで、ボクのデスクにも頻繁に紙のDMが届きます。
たしかにこの手のスキルやテクニックを学ぶことは重要だと思います。
- 仕組みをつくる
- 部下を動かす
- 正しく評価する
- 意思決定の仕方
- 部下の話に耳を傾けよ
- 正しいことを行う
どれも本質をついていて、ないがしろにできる項目などありません。リーダーシップ関連の書籍も少なくとも20~30冊は読んでおくべきだと思います。
(ボクもけっこうたくさん読みました)
【リーダーシップとは】を端的にまとめた言葉に次のような一文があります。
ボディランゲージを含めた行動、リーダーとしてふさわしいビヘイビアがあり、それによって部下の心を動かし、組織をまとめることができるのです。
また、リーダーが適宜、ゴールを示せない放任や放置も迷いや不信感を増幅させる。
いかがですか?
この手のリーダーの役割は多くの人が、多かれ少なかれ、勉強したり、聞いたりしてきていると思います。
そういったことをすべてまとめて一言で表現すると「対人影響力」になると思ったのです。
対人影響力の発揮の仕方は千差万別で、人によってまったく違います。
雄弁に語り聞かせる人もいるでしょう、言葉ではなく、行動で見せる人も、高圧的に接する人も心優しく諭す人もゴールだけ示して「後は任せた!」という人もマネージメントの仕方はリーダーそれぞれです。
その会社の理念や文化に合致していることが必要最低条件であり、一概に是非を決められるものではありません。
ただ、カタチやスタイルは違っていても「対人影響力」を発揮することがリーダーには求められているわけです。
マネジメントの目的が「成果を最大にすること」に間違いないとすると、リーダーのミッションは
「対人影響力を発揮して、チームの成果を最大にすること」
なのです。
逆に言うと、対人影響力のないリーダーの元では、メンバーは成長しにくい、わけです。
リーダーは自分の強みを見極めて、そのことで人を動かせる・感動させるほどの対人影響力を磨いていかないとならないわけです。
(2012.02.04 新幹線)