アバクロのマーケティング戦略


銀座のアバクロの前を通った。

名だたる高級ブランド店に客がまばらなのとは対照的に
H&MもZARAもユニクロも客が多かった。
そして、アバクロはちょっと異質な戦略のようだ。

マーケティングプランに
いろいろな店をちょっとずつ見ようと思って歩いていたのだけれど、
アバクロ銀座店は40代のオジサン1人ではかなり入りづらい。

ドアボーイに若くイケメンっぽいアバクロな身なりの男性が2人立っていて、
大きな音量のBGMに、
えぇぇぇ~、
と思うくらいの香水の臭いが店の外にまで漂ってくる。

アバクロと言うと、4~5前、アメリカの通販で短パンやシャツを買った覚えがある。
アメリカの労働者っぽいおしゃれなワークウェアかと思っていた。
そんなに高くなかったはずだったけど。

銀座では、ちょっと違った。

日本におけるブランドイメージを変えようとしているよう。
というより、
あらたなブランドイメージを作ろうとしているのだろう。

大昔、アニエスベーの店が出来た時も
黒人2人のドアボーイが立っていたことを思い出した。

ファッション業界ではよく使う手なのだろう。

ファッションに高感度な、
若い世代にセグメントして
ブランドイメージを作り上げる。
そうしないと、
他の海外ブランドと同じく、凋落していくのが早いのだろう。

銀座店は旗艦店として
ブランドイメージに合う1割の若者たちを囲い込むことで、
それに憧れる9割のターゲットを他のチャネルで取り込もうとしているのか。

アメリカのアバクロにも行ってみたいな。
ぜんぜん違ったりして。

 

どちらにしても、40代のお父さんにはちょっとハードル高い。
今度、娘に連れて行ってもらおう。
(ドアボーイさん、入れてね)