キャリアプラン


ボクが20数年前に新卒で会社に入った時の給与が21万円ほどだったと思う。

それが20数年経った今でもほとんど変わっていない。

昔のように右肩上がりの時代はいいが、
成長しない社会で生きていくには個人の能力が問われる。

会社の成長とともに、
放っておいても自分も出世していくというキャリアプランはもはや成立しない。

大変な時代だと思う。
若い人たちがこれからどうなっていくのだろう、
ととても心配になる。

よほどのスキルがないと35歳を越えての転職も可能性としてはとても低い時代になった。

日本経済がどうの
と言った大きな問題を心配するつもりはないが、
自分のキャリアは真剣に見つめていく必要がある。
社会や会社に流されていては、取り返しのつかないことになりかねない。

 

Web業界は歴史が浅いので、
先輩の事例がなくてわかりにくい。

Webディレクターは
ビジネスを覚えて取り組みの作れるプロデューサーになっていくか、
プランニングにエッジを際立だせてビジネスのわかるクリエイティブディレクターを目指すか、
どちらかではないだろうか。

Webデザイナーは
プランニングにもエッジを立たせ、ビジネス全体を仕切れるアートディレクターとなるのだろう。
もちろんお金のこともわからなければならない。

エンジニア系の人は
SE的にビジネスをプランニングしていくスキルが必要になってくる。

どちらにしても、
Webビジネスを成功に導くために全体を俯瞰するスキルが必要だと思う。

そして

・どこに行ってもやっていける
もしくは
・一人になってもやっていける

ほどのスキルが求められてくるように思う。
なぜなら、そういう人材ならどんな会社でも手放さないからだ。

そんなことを考えると
いままでにないほど、厳しいキャリアプランの時代だと思う。

だからこそ、
キャリアプランを見つめ続けていかなければならない時代だと思う。

若い人たちは新しい技術や価値観を持って
どんどん先輩たちを追い越そうと迫ってくるわけだから、
どんな人もボンヤリしているわけにはいかないのだ。

もちろんボクも。