「クライアントへの会社紹介の練習をするので、聞いてください」と言われて参加した。
キャリアが短いので仕方ないのだが、一生懸命、額に汗しながらしゃべっていることがなかなかこちらに伝わってこない。
強みは何？それで？と思ってしまう。
でも自ら練習したいと言う熱意に敬意を表したい。
ボクは学生時代リクルートで飛び込み営業のバイトを長らくやっていて、そのころを思い出した。
「ロープレ」と言って先輩に向かって営業トークの練習を何度もやった。
何度やらされたかわからないほどやった記憶がある。
最初、ぜんぜんしゃべれなかった。
それが少しずつだが、しゃべれるようになっていった。
相手に伝えるスキル、というのはトレーニングの賜物なのである。
おばちゃんの「おしゃべり」とちがって、
こちらの意図することを伝える、アウトプットするというのは、やっぱり難しいものだと思う。
受験勉強はインプット中心なので、いくら学歴が高くても、アウトプットの力が弱いとボクたちの仕事はできない。
流暢にしゃべれる必要などぜんぜんない。
アーウー、と言ってたって構わない。
ただ、こちらの意図することを伝えられないと仕事にならない。