古いマーケティング戦略を時代が違うなどとあなどるなかれ。
どれも使いこなすにはかなりのマーケティングスペシャリストにならないといけないですが、さわりを知るだけでもそれぞれのツールはさすがに強力です。
(古い順に)
■アンゾフの成長マトリックス
・マーケットの「新規」「既存」
・製品・サービスの「新規」「既存」
4つのマトリックスで戦略を練ります。
http://www.innovetica.com/resource_03.html
■ポーターの競争戦略
1)差別化戦略
2)集中戦略
3)コスト・リーダーシップ戦略
よく知られたマイケル・ポーター。
http://skillstorage.com/archives/000124.html
戦争の戦い方をといたランチェスター戦略もこのあたりに近そう。
ポーターの5Forces(5つの競争要因)
・新規参入
・代替品
・仕入業者
・顧客
・競合
これはいつも気にしておく必要がある分析要因です。
■バーニーのVRIO分析
・Value(価値) その企業の保有する経営資源やケイパビリティは、その企業が外部環境における脅威や機会に適応することを可能にするか。
・Rareness(稀少性) その経営資源を現在コントロールしているのは、ごく少数の競合企業だろうか。
・Imitability(模倣困難性) その経営資源を保有していない企業は、その経営資源を獲得、あるいは開発する際にコスト上の不利に直面するだろうか。
・Organization(組織) 企業が保有する、価値があり稀少で模倣コストの大きい経営資源を活用するために、組織的な方針や手続きが整っているだろうか。
(引用)
http://www.biz-hacks.com/work/081210.html
■ミンツバーグの創発戦略
多くの経営書が「戦略は計画されるもの」という前提に立つ。
これは「環境は変化しない」という前提でもある。
無論、だれもが環境は変化するものだと理解している。
にもかかわらず、戦略プランニングや戦略お絵かきに精を出す。
また、途中で戦略を変更しようものならば、「朝令暮改」「マネジメント能力不足」と後ろ指を差される。
ミンツバーグは「戦略は計画されるだけではない」と言う。
ある時は偶然に発見され、ある時は自然発生的に創発し、また稀に環境によって転換を迫られる時もあると。
工芸(craft)というアナロジーを用いながら、戦略が創造されるプロセスの本質に迫る。
(引用)
http://www.bookpark.ne.jp/cm/contentdetail.asp?content_id=DHBL-HB200301-003
TAM的にはこれからますます目指していかなければならない創発的な戦略。
■ブルーオーシャン戦略
最近は一番よく聞く戦略。
ブルーオーシャンとレッドオーシャン。
(公式紹介)
http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/blueocean/top.html
この
・アンゾフ成長マトリックス
・ポーターの競争戦略
・バーニーのVRIO分析
の3つは古いと言われながらも、
深い本質に迫らなくても
そこに登場する項目を使って、戦略を練るだけでも大きな価値がある。
項目を覚えることが目的ではないから、いつも参照出来るようにして、使いこなそう。