ボクが考えるWebディレクター


多くの面接をしてきましたが、
「Webディレクター」の認識は
人それぞれバラバラです。

会社によっても違いますし、
本を読んでもかなり違っています。

おそらく
専門スキルのレベルの差
が認識の差になっていると思います。

何ができたらWebディレクターになれるのだろう?
ということが明確にされていないわけですね。
Job Descriptionが明確になっていない気がします。

Webデザインができてこそディレクターだ、という人もいますし、
Htmlが書けて、Webプログラムのことがわかってこそディレクターと言う人も、
クライアントとエンジニアを繋ぐ通訳だ、という人までいます。
どれも別に間違いではないですし、特別正解というわけでもないと思います。

デザインのできるWebディレクターがいてもいいですし、
デザインのできないWebディレクターがいてもかまわないです。

大事なのは「その先にあるもの」です。

ボクが考える
Webディレクターは
「クライアントにディレクションすることで、クライアントに利益をもたらすことができる」
これがミッションだと考えています。

間違っても、
クライアントとクリエイターの橋渡しをするメッセンジャーのことではありません。

その利益をもたらすベースになるものが
デザインでも
プログラムでも
htmlでも
先新技術でも
その人の得意分野をエッジとして立てていけばいいわけです。

ただ、
クライアントに利益をもたらそうと思うと、
■コミュニケーションスキル
プラス
■マーケティングスキル
■プロマネスキル
は必須だとボク考えています。

プラス
■それぞれの専門スキル

この4つのスキルがあると
やっぱりWebディレクターとしては強い。

Webディレクターは
カタチあるものを販売しているわけではないので、
基本的には弁護士と同じく
プロフェッショナルサービスです。

デザイナー出身で
Webディレクターをやっている優秀な人は
やっぱり
マーケティング(どうすれば売れるか、どういう仕組で、過去の事例まで)のこともよくわかっていたりします。「これなら売れそう!」といった直感に優れているというのも右脳的で素晴らしいエッジだと思います。

「クライアントに利益をもたらす」という点では
すべての職種はつながっているわけです。