アンビリーバボーな猫


秋分の日の9/23・祝日、午後、
家族で出かけるために
高速道路に乗ったのです。

ETCで高速の入口を入って坂道を上がっていくと、
路側に黒い物体が目に入ってきました。

過ぎ去ってから
真っ黒な子猫か子犬と思いました。

このままだと、
轢かれて死ぬのも時間の問題!と思ったので、
わざわざ坂道をバックして
黒い物体の横まで戻りました。

車から出て
よく見ると
小さな真っ黒な子猫でした。

とにかく
高速の外に出してやらないと死ぬな、
と思ったので、
捕まえようと
手を伸ばした瞬間、
サッと身をひるがえしてどこかに逃げてしまいました。

逃げるところがないので
車の下にでももぐりこんでしまったかと、
10分くらい車の回りや車の下を探したのですが、
見つからず、
車を出しました。

その真っ黒な子猫と再開したのは、
翌日の夜中でした。
夜中に仕事から家に帰ると、
ガレージのスミでミャーミャーと泣いていたのです。

声も出ないほど驚きました。
車の裏にもぐりこんで、
120キロで走る間もずっとしがみついていたのです。
バックして止める時も
急ブレーキしたときも
しがみついていたと思うと、
涙が出そうになってしまいました。

その夜は
ダンボールにボロタオルを敷き詰めて
とにかく寝かせることにしました。

 

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そして
今朝、動物病院に連れていってきました。
やっぱりケガをしたみたいで、
その消毒をしてもらってから、
その後、ノミ取りやら、検便やら、抗生物質やら、点滴やら、目薬やら、・・・
もうオオゴトでした。

生後1ヶ月半ほどのオス猫だそうです。
野良猫で、
冒険好きな性格が災いして
親猫とはぐれてしまったのでしょう、
と獣医さん。

「車の裏に1日じゅう、しがみついていて、翌日になって出てきたのです。」
と言うと、
動物病院の診察室で
皆さんから喝采してもらうことに。

ボクはよう面倒をみないので、
家内に任せる、ということで、
一件落着。

このアンビリーバボーな子猫は
ウチの飼い猫になるようです。

今日から3日間
連続で毎日
注射をしに動物病院に行かなければなりません。

 

生き物を飼う、には、
それなりに覚悟を決めないとならい、
とは昔から思っていましたが、
こんなカタチで
猫がウチにやってくるとは
まさにアンビリーバボーです。